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Flux vs Imagen3 – プロンプトにレンズのパラメータを埋め込む

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約32分

はじめに

前回の記事「AI画像生成、プロンプトにレンズ固有のパラメータを埋め込む」では、
・Black Forest LabsのFlux.1.1
・Google ImageFX (Imagen 3)
それぞれの画像生成モデルを使い、プロンプトにカメラのレンズの情報を書き込むことによって、生成画像の品質向上が実現できることをご紹介しました。
今日は前回の結果を踏まえ、レンズ情報とRAWデータの拡張子を組み合わせたプロンプトの記述方法について、具体的な生成画像を用いてご説明していこうと思います。AI画像生成の可能性を広げる上で、多少なりともお役に立てますことを願っております。
前回同様、長い記事になりますが、ぜひ最後までお付き合いください。

Flux.1.1 proで出力した画像(レンズ情報あり)

[Image Title : Ice Caves, fantastic views inside a huge cave of breathtakin]
Flux.1.1 pro ultra landscape
flux-ai.model-data.flux-pro-1-1-ultra-landscape.
2025/04/22
prompt enginiaring : Akira Obata

プロンプトをコピー

プロンプト

Ice Caves, fantastic views inside a huge cave of breathtakingly beautiful blue glaciers in Iceland.
Perfect photo taken by top-notch photographers like NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINE, IMG_4021.RW2, shot with LUMIX S PRO 16-35mm F4 at 16mm, F8, ultra realistic landscape, super detailed textures, vivid yet natural Colors, shot at Panasonic 12K resolution, high dynamic range, minimal distortion. show the full potential of the Flax.1.1 pro ultra.

プロンプトの日本語訳
氷の洞窟、アイスランドの息を呑むほど美しい青い氷河の巨大な洞窟内の幻想的な景色。
NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINEのように, IMG_4021.RW2, LUMIX S PRO 16-35mm F4, 16mm, F8, 超リアルな風景、超詳細なテクスチャ、鮮やかでありながら自然な色、パナソニック12K解像度、ハイダイナミックレンジ、最小限の歪みで撮影された一流の写真家によって撮影された完璧な写真。、Flax.1.1 pro ultraのポテンシャルをフルに発揮。

上のプロンプトで、「LUMIX S PRO 16-35mm F4 at 16mm, F8,」の部分がレンズ情報です。
次の作例ではこのレンズ情報を削除してみます。次の画像がその出力例です。Fluxのモデルは2枚ともFlux.1.1 pro ultraです。

Flux.1.1 proで出力した画像(レンズ情報なし)

[Image Title : Ice Caves, fantastic views inside a huge cave of breathtakin]
Flux.1.1 pro ultra landscape
flux-ai.model-data.flux-pro-1-1-ultra-landscape.
2025/04/22
prompt enginiaring : Akira Obata

プロンプト:

プロンプトをコピー↓

Ice Caves, fantastic views inside a huge cave of breathtakingly beautiful blue glaciers in Iceland.
Perfect photo taken by top-notch photographers like NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINE, ultra realistic landscape, super detailed textures, vivid yet natural Colors, shot at Panasonic 12K resolution, high dynamic range, minimal distortion. show the full potential of the Flax.1.1 pro ultra.

比較画像

左レンズ情報有り。右レンズ情報なし。

Compare Images
Flux.1.1 pro ultra
2025/04/22
prompt engineering : Akira Obata

Google Imagen 3 (ImageFX)で出力した画像

Flux.1.1 proで出力した画像(レンズ情報あり)と同じプロンプトを使って、Google Imagen3で生成したのが下の画像です。

Google Imagen3(ImageFX)
2025/04/22
prompt enginiaring : Akira Obata

比較画像(Flux vs Imagen3)

下の二枚の比較画像はFlux.1.1 ProImagen3(ImegeFX)での出力結果です。左右、同じプロンプトです。

左と右の画像を見比べるとその違いは歴然としています。色相、彩度、明るさ、コントラストもさることながら、その精細度、再現性などすべての画像要素に大きな違いがあることがわかります。驚いたことに氷河の洞窟に漂っている「空気感」までが、同じモデルでありながら、まったくの別物として表現されています。さらに言ってしまえば、二枚とも消費されるクレジット数は同じです。
この比較例でわかるように、本来AIのイメージジェネレーターが秘めているはずの再現性、画像生成能力はここまで進化していることが理解できます。


Flux.1.1の場合

Flux.1.1は、Black Forest Labs が開発した画像生成AIモデルで、2024年8月に発表されたFlux.1の後継バージョンです。 商用利用に適し、詳細なプロンプトに忠実で、リアルな画像を生成するのに最適です。日本では Midjourney、Midjourney、ImageFXが人気ですが、私は主にHKのFLUX-AI.IOのウェブプラットフォーム経由でFlux.1.1 proを使っています。Black Forest Labの公式ページのデザインが刺さったということ、なによりも使い慣れている、さらに月々のクレジットで未消化のクレジット数がリセットされるのではなく、翌月に加算されるといった理由からです。
以下に、Flux.1.1の概要、特徴、利用方法などを詳しく説明します。

1. Flux.1.1の概要

Flux.1.1は、Stable Diffusionの開発者たちが設立したBlack Forest Labsによる最新のテキスト-to-イメージ生成モデルです。120億のパラメータを持ち、高品質な画像生成能力と優れたプロンプト追従性を特徴としています。Flux.1を基盤に改良が加えられ、特に生成速度、画像のリアリズム、細部の精度が向上しています。MidjourneyDALL-E 3といった他のトップクラスの画像生成AIを性能面で凌駕するとも評価されています。

2. Flux.1.1の主な特徴

高品質な画像生成: Flux.1.1は、12億パラメータのトランスフォーマーアーキテクチャで、細部まで鮮明な画像を生成します。写真のようなリアルな画像やアニメ風イラストなど、幅広いスタイルで高解像度の画像を生成可能。肌の質感や髪の毛一本一本、光の反射など、細部の精密さが際立っています。

優れたプロンプト追従性: 長文や複雑なプロンプトでも正確に情報を解釈し、ユーザーの意図に忠実な画像を生成。従来のモデルで課題だった生成の破綻が大幅に抑制されています。

高速生成: 特にFlux.1.1 [schnell]は、1~4ステップで高品質な画像を生成する「latent adversarial diffusion distillation」技術により、生成速度が向上しています。クラウドベースで、強力なハードウェア不要。

解像度とアスペクト比の柔軟性: 0.1メガピクセルから2メガピクセルまでの幅広い解像度と、11種類のアスペクト比に対応。

商用利用の可能性: Flux.1.1 [pro]は商用利用が可能で、ビジネス用途にも適しています。
一方、
[dev]は非商用向け、
[schnell]はApache 2.0ライセンスでオープンソース提供。

マルチモーダル対応: テキストだけでなく、動画生成にも対応、ハイブリッドアーキテクチャ(マルチモーダルおよび並列拡散トランスフォーマーブロック)を採用しています。

3. Flux 1.1 Proへのアクセス & 出力方法

FLUX-AI.IOの場合、次の手順で使用できます。
1. FLUX-AI.IOにアクセスし、アカウントを作成します。(メールアドレス、Googleアカウントなど)

FLUX-AI.IO – Top Page

2. Flux AI Image Generator をクリックして「Create stunning images with Flux 1.1 Pro Ultra, Flux 1.1 Pro, Flux.1 Pro, Flux.1 Dev and Flux.1 Schnell models.」ページへ進みます。

Tool ページ

3. 左側上段Enter prompt here」内にプロンプトを入力します。

次に「Image Models」(写真ではFlux.1.1 pro を選択)をクリックしてからResolutionで出力する画像の縦横比率を指定。この時、生成された画像を公開するかしないかの選択Publicをします。

最後にGENERATEボタンをクリックします。

 プロンプトの例:An artistic portrait of a young artist with paint splatters on their face, holding a paintbrush, dramatic lighting, dark background

プロンプト入力、モデル選択、縦横比率の設定

4. 出力画像
ちょっと不気味な気配です。精細度や質感などに不満があります。
プロンプトチューニングをして再生成します。

出力された画像

5. チューニング後の再生成画像 (レンズ情報あり)

Flux.1.1 pro 2025/04/24 prompt enginiaring : Akira Obata

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ultra realistic, portrait of young Japanese female artist with paint splattered on her face, IMG_4021.DNG, Leica M11, Summilux 50mm F1.4, ISO 100, ultra long shot, natural light,vogue .com editorial, she has a paintbrush Natural rays from window, dark background, 
photorealistic, ultra HD, stills archive,8k,ultra hi-res

プロンプトの日本語訳
「超リアル, 顔に絵の具が飛び散った若い日本人女性アーティストのポートレート, IMG_4021.DNG, Leica M11, Summilux 50mm F1.4, ISO 100, ウルトラロングショット、自然光, vogue .com editorial, 彼女は絵筆を持っている, 窓からの自然な光線, 暗い背景,
フォトリアリスティック, ウルトラ HD, 静止画アーカイブ,8k,超高解像度」


3. Flux.1.1のモデルバリエーション

HKのFLUX-AI.IOでは、用途に応じた3つのバリエーションがあります。
Flux.1.1は、オンラインとローカル環境の両方で利用可能です。

Flux.1.1 [pro]: 最高性能モデルで、プロンプト追従性、ビジュアルクオリティ、出力の多様性が優れています。
Flux.1.1pro ultra(Landscape)
Flux.1.1pro ultra(Portrait)
Flux Realism : XLabs AIによって開発されたこの高度な画像生成モデルは、超リアルなビジュアルを生成するように設計されています。
Flux.1.1 [dev]: 高品質な生成が可能ですが、商用利用には制限あります。
Flux.1.1 [schnell]: 高速生成に最適化されたモデルです。

4. Flux.1.1の利用方法

Flux.1.1は、オンライン環境とローカル環境の両方で利用可能です。
オンラインでの利用
プラットフォーム:
FLUX-AI.IOの他にもReplicatefal.aiGoEnhancedeepinfra などで提供。

料金: 例として、FLUX-AI.IOでは[pro]が1生成あたり約12円、Freeプラン(New user 40credits、Daily check-in 20credits)も利用できます。

使い方: ウェブインターフェースでプロンプトを入力し、画像サイズやステップ数、シード値などを設定して生成。
APIを利用すれば、Pythonなどでプログラムから生成可能です。

ローカル環境での利用
推奨スペック: Flux.1.1 [dev]はメインメモリ32GB以上、VRAM16GB以上(理想的には24GB以上)が推奨。GPUは最近の上位機種(例:NVIDIA RTX 3090/4090)が必要。

セットアップ:
1. Hugging Faceからモデル(例:flux1-dev.safetensors、flux1-schnell.safetensors)や関連ファイル(テキストエンコーダー、VAEなど)をダウンロード。
2. ComfyUIやStable Diffusion WebUI Forgeなどのツールを使用してワークフローを設定。
3. PythonコードやDiffusersライブラリを活用して生成スクリプトを実行(例:FluxPipelineを使用)。
注意点: [pro]はローカルでは利用不可。[dev]や[schnell]はモデルサイズが大きく、生成に時間がかかる場合がある。

Flux.1.1をX(旧ツィッター)でも利用可能です
XのAIアシスタント「Grok-2」(無料版)を通じてFlux.1.1を利用できます。
残念な点は画像サイズは1024×768ピクセルの横長のみということです。

スーパーGrokという選択肢もありますが、これは有料サブスクリプションプランです。
無料プランよりも「Grok 3」の利用上限が拡大されますが、画像生成の解像度を向上させるという情報はありません。(X Deep serchによる)

XのAIアシスタント「Grok-2」による出力例

プロンプト

プロンプトをコピー↓

Photography: LUMIX S1RII, LUMI XS PRO 50mm f/1.4 (s-x50), f/2, ultra-sharf, chromatic aberration, 8K, super long shot, Tiffany-style stained glass antique floor lighting to emphasize texture, dark gray filled with large and small green potted plants walls, antique style wooden shelves. A leather-bound book and a cup of Royal Copenhagen coffee on a stately antique table with warm steam in the air. The lighting setup is natural, using Golden Hour diffusers to achieve the perfect balance of light. -ar: 4:3, -steps: 40, -cfg 8.0

プロンプト日本語訳
写真撮影:LUMIX S1RII、LUMI XS PRO 50mm F1.4(s-x50)、F2、ウルトラシャーフ、色収差、8K、超ロングショット、質感を強調するティファニースタイルのステンドグラスのアンティークフロア照明、大小の緑の鉢植えで満たされたダークグレーの壁、アンティークスタイルの木製棚。暖かい蒸気が漂う風格のあるアンティークテーブルの上に置かれた、革表紙の本とロイヤル コペンハーゲンのコーヒー カップ 1 杯。照明のセットアップは自然で、ゴールデン アワー ディフューザーを使用して光の完璧なバランスを実現します。 —ar: 4:3、—steps: 40、—cfg 8.0

5. Flux.1.1と他のモデルとの比較

Midjourney: Flux.1.1は複雑なプロンプトの理解力で上回る。リアリズムや細部の描写に優れている。直感的なUIでアーティスト向け。
Stable Diffusion: Flux.1.1はStable Diffusion 3を基盤に改良され、手足の崩れや細部の不自然さが少ない。生成速度と品質も向上。
DALL-E 3: Flux.1.1はプロンプトの忠実度や解像度の柔軟性で競合。オープンソース性やローカル利用の自由度が高い。

6. 商用利用とライセンス

Flux.1.1 [pro]: 商用利用可能。API経由で利用でき、ビジネス用途に最適。
Flux.1.1 [dev]: 非商用ライセンス(flux-1-dev-non-commercial-license)。生成画像は商用利用可能だが、モデル自体の派生物(例:ファインチューニング)は商用不可。
Flux.1.1 [schnell]: Apache 2.0ライセンスで、商用利用を含む幅広い用途で自由に使用可能。

まとめ

Black Forest Labsが提供するFlux.1.1は、最先端の画像生成AIで、高品質な画像生成、優れたプロンプト追従性、高速処理を兼ね備えています。高解像度の画像生成が可能です。
SVG/PNG/JPEG形式でダウンロードできます。
商用利用可能な[pro]、研究向けの[dev]、高速な[schnell]の3モデルがあり、ローカルおよびオンラインで柔軟に利用可能です。MidjourneyやStable Diffusionを上回る性能で、クリエイティブやビジネス用途に革新をもたらすモデルとして注目されています。興味がある場合は、無料試用から始めてみてください!


Google Imagen3の場合

Google Imagen3(ImageFX)の概要

ImageFXはImageFXは、Googleが提供する無料のAI画像生成ツールで、Google DeepMindの最新モデル「Imagen 3」を搭載しています。直感的なインターフェースで、誰でも簡単に高品質な画像を生成できます。

ImageFXの特徴

無料で利用可能:Googleアカウントがあれば、誰でも使えます(2025年4月24日時点)。
Expressive Chips:プロンプトのキーワードを簡単に変更できる機能で、例えば「カラフル」を「モノクロ」に変更可能。
シード制御:同じシード値で一貫したスタイルを維持し、画像を「My Library」に保存可能。
高解像度出力:プロンプトの工夫次第でプロフェッショナルな用途にも耐えるクオリティが得られます。

ImageFXへのアクセス方法

ImageFXはlabs.google/fxからアクセスできます。

ImageFXの使い方


labs.google/fxにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

テキストボックスに生成したい画像の説明(プロンプト)を入力します。

“Generate”ボタンをクリックして画像を生成します。

生成された画像を確認し、Expressive Chipsを使ってプロンプトを調整します(例:色やスタイルの変更)。

気に入った画像をダウンロードします。

Google ImageFX(Imagen 3) 2025/04/24 prompt Engineering : Akira Obata

プロンプト

プロンプトをコピー ↓

A professional headshot of a japanese 24-year-old woman with long brown hair, wearing a blue blazer, smiling, studio lighting, white background

Google ImageFX(Imagen 3)
2025/04/21
prompt Engineering : Akira Obata

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LANDSCAPE,RICH COLORS, NATURAL TONES, SHOT WITH LEICA VARIO-ELMARIT-SL 24-70MM F2.8,ULTRA-SHARP, HYPER-DETAILED DRAMATIC, Like a Dutch painting in the 18th century

プロンプト日本語訳
風景、豊かな色彩、自然な色調、ライカVARIO-ELMARIT-SL 24-70MM F2.8で撮影, ドラマチック、18世紀のオランダ絵画のようです


Google ImageFX(Imagen 3)
2025/04/23
prompt Engineering : Akira Obata

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landscape, Leica look, rich colors, natural tones, Perfect photo taken by top-notch photographers like NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINE, IMG_4021.RW2, shot with LUMIX S PRO 16-35mm F4 at 16mm, F8, shot with Leica Vario-Elmarit-SL 24-70mm F2.8,
ultra realistic landscape, super detailed textures, vivid yet natural Colors, shot at Panasonic 8K resolution,

プロンプト日本語訳
ランドスケープ、ライカルック、リッチな色、自然な色調、ナショナルジオグラフィックマガジン、IMG_4021.RW2などの​​一流の写真家が撮影した完璧な写真は、Lumix S Pro 16-35mm F4、F8で撮影され、Leica vario-elmarit-sl 24-70mm f2.8で撮影されました。
超現実的な風景、超詳細なテクスチャ、鮮やかでありながら自然な色、パナソニック8K解像度で撮影された。


Google ImageFX(Imagen 3) 2025/04/23 prompt Engineering : Akira Obata

プロンプトをコピー ↓

The perfect photographs taken by top photographers such as Normandy Coast landscapes,rich colors, natural tones, National Geographic Magazine-like representations, IMG_4021.RW2 were taken with Lumix S Pro 16-35mm F4, F8, and Leica vario-elmarit-sl 24-70mm f2.8.

プロンプト日本語訳
ノルマンディーコーストの風景、豊かな色、自然な色調、ナショナルジオグラフィックマガジンのような表現、IMG_4021などのトップカメラマンが撮影した完璧な写真は、Lumix S Pro 16-35mm F4、F8、およびLeica vario-elmarit-SL 24-70mm F2.8で撮影されました。


ImageFXでのプロンプトエンジニアリングのコツ


具体的に記述する:色、照明、背景、表情などを詳細に書く。例えば、”bright daylight, urban street”など。

英語で書く:より正確な結果を得るために、英語でプロンプトを入力することが推奨されます。翻訳ツールとしてChatGPTGitMind AIDeepL を使用できます。

スタイルを指定する:写真風、アニメ風、油絵風など、希望するスタイルを明記する(例:”photorealistic, studio lighting”)。

ImageFXとFlux Proの比較

以下の表で両ツールを比較します:

項目ImageFXFlux Pro
料金無料有料(無料トライアルあり)
品質高い(Imagen 3モデル)非常に高い(12億パラメータ)
初心者向け非常に簡単(Expressive Chipsあり)やや複雑(詳細設定必要)
商用利用個人利用に適す商用利用に最適
プロンプト言語英語推奨英語推奨

高度なプロンプトエンジニアリングのヒント

プロンプトを反復する:最初は大まかなプロンプトで生成し、徐々に詳細を加えていく。例えば、”a woman”から”a 25-year-old Asian woman, smiling, studio”へ。

参照を使用する:既存の画像やアートを参考に、類似のプロンプトを作成。例:有名な写真を基に “Leica look”、”Like NATIONAL GEOGRAPHIC MAGAZINE”、”vogue magazine”、”cinematic lighting, dramatic pose”などなど、さまざまな可能性を追加して試してみる。

スタイルを試す:同じプロンプトで”photorealistic”と”anime style”を比較。

ネガティブプロンプト:Flux Proでは、”no blur, no distorted hands”などを使って不要な要素を排除。

秘密のプロンプト:今回および前回の記事「AI画像生成、プロンプトにレンズ固有のパラメータを埋め込む」でご紹介しているカメラのレンズ情報など、秘密のプロンプトと呼ばれている要素を組み込んでみる。

結論

AI画像生成は、創造力を発揮するために、新しいキャンバスを手に入れたようなもの。ImageFXなら無料で始められ、Flux Proならプロ並みのクオリティを追求できます。最初は「難しそう」と思うかもしれませんが、プロンプトを少し試すだけで、驚くほど素敵なフォトショットが生まれます。
自分のアイデアが形になる喜びを、ぜひ体験してください!
あなたもぜひImageFXにアクセスして、簡単なプロンプトを入力してみましょう。Flux Proのトライアルも試して、創造の可能性を広げてみませんか?
この記事があなたの第一歩を応援します。この記事を参考に、ぜひ自分でも試してみてください。さらなる学習のために、以下の日本語リソースを参照してください:

画像生成AIでイメージ通りに生成するには プロンプトが重要!
思い通りにAIイラストを作成するプロンプト一覧!
画像生成AIで思い通りの画像を生成するプロンプトのコツ

キーの引用

画像生成AIプロンプトコツ mouse LABO
AIイラストプロンプト作成例 jitera
画像生成AIプロンプトのコツ LIG
GitMind AIアートジェネレーター 翻訳ツール
ChatGPTプロンプト作成支援
Flux AIモデル詳細 getimg.ai
ImageFX公式ページ 無料AI画像生成ツール
Flux Pro on fluxai.pro 高品質AI画像生成
Black Forest Labs Fluxモデル詳細
画像生成AIプロンプトコツ mouse LABO
AIイラストプロンプト作成例 jitera
画像生成AIプロンプトのコツ LIG
GitMind AIアートジェネレーター 翻訳ツール
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お宝情報!


主要カメラメーカーのRAWファイル拡張子

1. ライカ (Leica)

拡張子:.DNG (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:ライカは、Adobeが開発したオープンなRAW形式であるDNGを標準的に採用しています。
例: Leica M10、Leica SL2、Leica M11などのモデルは、DNG形式でRAWデータを保存します。
DNGは、Adobe LightroomやPhotoshopとの互換性が高く、汎用性があるため、他の独自形式に比べて広くサポートされています。
一部の古いモデル(例: Leica Digilux 2)では、独自のRAW形式が使用されることもありましたが、現在はほぼ
DNGに統一されています。
備考: ライカのカメラは、DNGをネイティブにサポートしており、テザリングや編集ソフトウェア(Capture Oneなど)でも広く対応しています。
出典:CAPTURE ONE

2. ハッセルブラッド (Hasselblad)

拡張子: .3FR、.FFF(プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:
.3FRは、ハッセルブラッドのカメラ(例: X1D、X2D、Hシリーズ)が生成するRAWファイル形式で、カメラから直接保存される未処理のデータです。
.FFF`は.3FRをハッセルブラッドの専用ソフトウェア「Phocus」で処理またはインポートした後に生成される形式です。
.FFFは、Phocusでの最適な画質調整(特にHasselblad Natural Color Solution)をサポートします。
これらのファイルは、TIFFベースの独自形式であり、Adobe LightroomやPhotoshopでサポートされていますが、最高の画質を得るにはPhocusの使用が推奨されます。
備考: Capture Oneは、過去のハッセルブラッドとの契約上の問題から.3FRファイルを直接サポートしない場合がありますが、TIFFに変換することで対応可能です。
出典:ADOBE Camerassupported Camera Raw

3. パナソニック (Panasonic)

拡張子: .RW2(プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細
パナソニックのLUMIXシリーズ(例: LUMIX S1、S5、GH6など)は、.RW2形式のRAWファイルを使用します。
.RW2は、TIFFベースの独自形式で、センサーの生データを保存します。
Adobe Lightroom、Photoshop、RawTherapeeなどでサポートされています。
一部の高解像度モデル(例: LUMIX DC-S1RM2)の高解像度RAWファイルは、Adobe Camera Rawでのサポートが遅れる場合があります。
出典:ADOBE Camerassupported by Camera Raw
備考: パナソニックは独自の画像処理パイプラインを最適化するために.RW2`を使用しており、独自の機能(例: 高解像度モード)をサポートします。theverge.com

4. ニコン (Nikon)

拡張子: .NEF、.NRW(プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:
.NEF` (Nikon Electronic Format) は、ニコンの一眼レフやミラーレスカメラ(例: Z9、D850)の主要なRAW形式です。
.NRWは、一部のコンパクトカメラや特定のモデルで使用されるRAW形式で.NEFと似ていますが、異なる圧縮方式やメタデータを含む場合があります。
.NEFファイルは、TIFFベースで、Adobe Lightroom、Photoshop、Nikon Capture NX-Dなどでサポートされています。
一部のモデルでは、暗号化されたデータを含むため、サードパーティ製ソフトウェアでの完全な互換性が制限されることがあります。
備考: ニコンは、独自の色処理やピクセルシフトマルチショットなどの機能を.NEFに組み込んでおり、Capture NX-Dでの編集が最適な結果をもたらす場合があります。

5. ソニー (Sony)

拡張子:.ARW、.SRF、.SR2(プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
 詳細:ソニーのミラーレスカメラ(例: Alpha 1、A7R V)は.ARWを使用。.SRFや.SR2は、古いモデル(例: DSC-R1)で使用される。
.ARWは、TIFFベースで、Adobe製品やCapture Oneで広くサポートされるが、独自の圧縮方式によりサードパーティ製ソフトでの互換性が制限される場合がある。
出典:WIKIPEDIA Raw image format

6. 富士フイルム (Fujifilm)

 拡張子: .RAF (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
 詳細:XシリーズやGFXシリーズ(例: X-T5、GFX 100S)は.RAF形式を使用。Adobe Camera Rawでサポートされるが、HDR RAFファイルはDNGに変換する必要がある場合がある。
富士フイルムの色科学(フィルムシミュレーション)を最大限に活用するには、専用ソフト(Fujifilm X RAW Studio)が推奨される。
出典:ADOBE Camerassupported by Camera Raw

7. オリンパス / OMデジタルソリューションズ (Olympus / OM Digital Solutions)

拡張子:.ORF (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須
詳細:マイクロフォーサーズカメラ(例: OM-1)は.ORF`を使用。
TIFFベースで、Adobe LightroomやOlympus Workspaceでサポートされる。
出典:WIKIPEDIA Raw image format

8. ペンタックス (Pentax)

拡張子:.PEF, .DNG (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:ペンタックスは独自の.PEFと、オープン形式の.DNG`を選択可能。
ユーザーはカメラ設定でどちらかを選べる。.DNGの採用により、互換性が向上している。
出典:theverge.com (canon-nikon-sony-fujifilm)

9. シグマ (Sigma)

拡張子:.X3F、.DNG (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:シグマのFoveonセンサー搭載カメラ(例: sd Quattro)は.X3Fを使用するが、最近のモデルでは.DNGもサポート。
.X3Fは、Sigma Photo Proでの編集が最適だが、処理速度が遅いという課題がある。
出典:GoDaddy

10. フェーズワン (Phase One)

拡張子:.IIQ (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:中判カメラ(例: IQ4)は.IIQを使用。Capture Oneで最適化されており、Adobe Lightroomでもサポートされる。
出典:Expertphotography.com

11. コダック (Kodak)

拡張子:.DCR、.K25、 .KDC (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:古いコダックカメラ(例: DCSシリーズ)で使用。
GIMPやAdobe Photoshopでサポートされるが、現代では使用頻度が低い。
出典:Expertphotography.com

12. マミヤ (Mamiya)

拡張子:.MEF (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:中判カメラで使用。Adobe Photoshop ElementsやDNG Converterでサポートされる。
出典:Expertphotography.com

13. リーフ (Leaf)

拡張子:.MOS  (プロンプトに挿入する – 先頭の「. 」必須)
詳細:中判デジタルバックで使用。
Capture OneやRawTherapeeでサポートされるが、圧縮された.MOSはAdobe Camera Rawで非対応の場合がある。
出典:ADOBE Camerassupported by Camera Raw

プロ向けLマウントレンズ、プロンプト用データ

1. ライカ(Leica)プロ向けLマウントレンズ

ライカのLマウントレンズは、プレミアムな光学性能と美しい色再現(ライカルック)を特徴とし、最高級の素材と職人技で製造されます。
フラッグシップは「APO-Summicron-SL」シリーズで、色収差を極限まで抑えたAPO(アポクロマート)設計が特徴。プロンプトへの組み込み次第で、時として予想以上の出力結果が得られることもあります。
使用方法はライカRAWファイル拡張子「.DNG」と併せて記載します。

Leica APO-Summicron-SL 35mm F2 ASPH 
Leica APO-Summicron-SL 50mm F2 ASPH
Leica Vario-Elmarit-SL 24-70mm F2.8 ASPH
Leica APO-Vario-Elmarit-SL 90-280mm F2.8-4
Leica Super-Vario-Elmarit-SL 14-24mm F2.8 ASPH
Summilux 50mm F1.4

次の画像が上のプロンプト作成方法による出力です。
Flux.1.1 pro ultra (Portrait)

Flux pro.1.1(urtra)
2025/04/26
prompt enginiaring : Akira Obata

2. パナソニック(LUMIX Sシリーズ)プロ向けLマウントレンズ

パナソニックのLUMIX Sレンズは、ハイブリッド性能(写真・動画両用)に優れたレンズです。
プロ向けレンズは「LUMIX S PRO」シリーズとして展開され、高解像度、均一な色再現、動画向けのスムーズな操作性を提供します。以下はフラッグシップおよびプロ向け主要レンズです。
使用方法はパナソニックRAWファイル拡張子「.RW2」と併せて記載します。

LUMIX S PRO 50mm F1.4 (S-X50)
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 (S-E2470)
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. (S-E70200)
LUMIX S PRO 16-35mm F4 (S-R1635)

3. シグマ(Sigma)プロ向けLマウントレンズ

シグマのLマウントレンズは、「Art」「Sports」「Contemporary」シリーズに分かれ、プロ向けは主に「Art」と「Sports」に属します。
シグマは高解像度とコストパフォーマンスを両立させ、ライカやパナソニックに比べ手頃な価格でプロ品質を提供。
フラッグシップは「Art」シリーズのF1.4/F1.2単焦点や高性能ズームです。
使用方法はシグマRAWファイル拡張子「.X3F」または「.DNG」と併せて記載します。

Sigma 35mm F1.2 DG DN | Art
Sigma 14mm F1.4 DG DN | Art
Sigma 24-70mm F2.8 DG DN | Art
Sigma 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports
Sigma 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports

4. 総合評価と選び方のポイント

画質優先:ライカのAPO-Summicronシリーズ(35mm/50mm F2)が最高峰。色収差ゼロ、マイクロコントラスト抜群。  
動画重視:パナソニックのS PROシリーズ(例:24-70mm F2.8、50mm F1.4)が最適。フォーカスブリージング抑制とスムーズな操作性。  

焦点距離の適用:
広角(風景、天体):シグマ14mm F1.4、ライカ14-24mm F2.8。  
標準(多用途):パナソニック24-70mm F2.8、シグマ35mm F1.2。  
望遠(スポーツ、野生動物):シグマ150-600mm F5-6.3、ライカ90-280mm F2.8-4。 

レンズの種類(2025-04-28追加)

魚眼レンズ: fish-eye lens
広角レンズ: wide-angle lens
マクロレンズ: macro lens
望遠レンズ: telephoto lens
チルトシフトレンズ: tilt-shift lens

まとめ

この2部構成のブログシリーズは、AI画像生成においてレンズ固有のパラメータをプロンプトに組み込む手法を詳細に解説し、FluxとImagen3という2つのモデルを比較しました。
1本目は基本的な手法とその効果を紹介し、2本目はモデルごとの性能差を分析。
写真のようなリアルな画像生成を目指すユーザーにとって、実践的なプロンプト作成のヒントとモデル選択の指針を提供しました。みなさんのお役に立てることを願っております。
これからもよろしくお願いいたします。